グラスにこだわるとクラフトビールは100倍美味しくなる!
一時のブームが落ち着いて、不動のポジションになりつつあるクラフトビール。
ベルギービールJP
ここ数年で、SNSなどにも美味しそうにグラスに注がれたビールがアップされているのを、頻繁に見かけるようになりましたが、やはりお家で楽しむ時は是非、グラスを利用していただきたい。ということで本日はビアグラスのお話。
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グラスで飲まなきゃデメリットしかない
瓶ビールを直接グビグビ飲むようなワイルドな人は少数派かもしれないが、缶ビールをそのまま飲む人は多いかもしれません。ですがよっぽど宗教上の理由とか、親の言いつけとかでない限りは、グラスに注いで飲むことをおススメしたい。
- 適度に炭酸を逃がすことが出来ないので口当たりが悪くなる。
- 缶の金属臭でマイナスな印象がプラスされてしまう。(敏感な方)
- ビールの持つ香りの大半を感じられなくなる。
などなど、主にそのビールが本来持つポテンシャルを引き出せないままになってしまうのが、デメリットなところでしょうか。これでは生産者、そしてビール自身が成仏できません。
ですので、瓶だろうが缶だろうが、一度グラスに注ぐということをビア習慣にとりいれてほしいと思います。欲を言えば、ビアスタイルに合わせたグラス選びなんかも、ビアライフをより一層楽しめるようになります。
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ビールに適したグラスの方程式
そこで、世の中に数多あるビールに適したグラスのチョイスが重要ポイントになります。
大まかにビールが美味しく飲めるグラスの条件。
スマートな形状で直径1に対して高さが1.8~2.2程度の比率が望ましいといわれています。
要するに、極端に長かったり、大きかったり、小さかったりしなければいいということ。
ちょっと探してみたらこんな感じで条件に合うやつありました↓
ちょっとおチャラけていて可愛いし、SNSに投稿される方は適度にバエていいグラスです。
このグラス一脚あったら完璧、と言いたいところですが、クラフトビールにはいろいろなスタイルがありますから、何でもかんでも同じグラスで飲んでたら色気がない。
ということで、スタイル別にグラスを取り揃えるのも面白いし、ワンランク上のクラフトビールライフを味わえます。
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ピルスナー
まずはピルスナー。
一番飲む機会が多いであろう王道です。
ドウシシャの真空断熱ビールジョッキ。
これ何がいいかって、普通のジョッキだとグラスが厚い分、すぐに熱を吸収され温度が上がってしまいガッカリ。でもこれなら、ずーーーと冷たいまま味わえる。取っ手もついてるから手の体温にも影響されません。
何より一杯目はちから一杯乾杯したい、そんな方には最適です↓
ヒゲにこだわっているわけじゃないけど、キュートです。
もひとつピルスナー。
大正時代から続く手作りの電球の薄吹きの製法をグラス作りに生かした、松徳硝子。
松徳硝子といえばうすはり↓
これは一家に一脚で間違いないと思う。
そこに存在していないかのように軽く、口に触れていないかの如く、ビールが流れ込んでくる。新ジャンルのビールでさえ極上になりますよ。
ただし、めちゃくちゃ繊細な作りだから、赤ちゃんのように取り扱ってほしい一品。油断すると儚く崩れ去ります。
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ヴァイツェン
続いてヴァイツェン。ヴァイツェンといえば小麦由来の成分により非常に泡が立ちやすいビールで、グラスを傾けてゆっくりと注ぐことで、下に沈んでいる酵母と分断して、酵母あり・なしで二度楽しめるお得なビール。
優しい傾斜でビールが口の中に細く長く流れ込み、繊細なフレーバーをしっかりと 味わえる設計になっているグラスが必要です↓
先ほどはとても繊細なグラスを紹介したので、今回はドイツ製の丈夫なグラスを紹介。トリタンクリスタルという新しい素材を使った、食洗器対応のビールグラスになります。やはりヴァイツェンはドイツ製のグラスで飲みたい、個人的に。
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修道院ビール
修道院ビールといえばやはり聖杯。濃厚で特徴的な香りを存分に楽しむには、口径が広く香りがこもったり、外に広がるような形状の聖杯型がマッチします。というよりどちらかというとムードがでます。
シメイ、ロシュホール、ウェストマール、オルヴァルなどそれぞれの専用グラスがあるので、ベルギービールショップなどで修道院ビールをゲットする際に、一緒に抱き合わせで購入するのもいいかもしれません。
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その他のスタイルのビール。
IPAやスタウト、アメリカンウィート、バレルエイジドビールの4種類に対応したセット。これがあれば怖いものなし。クラフトビール好きには大変重宝します。
特にIPAグラスはお気に入り(右から2番目)。手にしっくりなじむだけでなく、このウネウネの形状が何度も泡を再生させてくれる優れもの↓
シュピゲラウというドイツのメーカー。
クラフトビールに完全に特化していて、ブルワーが作ったビールの味をそのまま伝えたい、という思いで完成したグラスです。
それぞれグラスのサイズがデカいことと、結構薄めなので収納の際は注意が必要ですが、間違いなくビールを飲むのが待ちどおしくなるグラス達です。
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変わり種
1,500cc入るから破壊力抜群。みんなを笑顔にするとんでもグラス。
これ、予想以上に飲むのが難しいんですよ。ヘタしたらビールが大量逆流して顔がびっちゃびちゃになります(笑)。誕生日の際に出したら間違いなく、最高に盛り上がります。一脚あったら頼りになります。
あんまり頻繁には登場しないかもしれないけど、スタンドが付属されてるから壁に立てかけとけば立派なインテリに。
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~まとめ~
いかがだったでしょうか?
同じビールを飲む、という行為でもグラスのチョイスによって楽しみ方の幅が断然変わります。いつも飲んでいるビールが、実はまったくポテンシャルを引き出せていなかった、なんてとっても勿体ないことです。ぜひこの機会にビールとグラスのペアリングをお試しください!